結婚指輪の由来
結婚指輪の存在は誰もが当たり前のように思っていますが、これは結婚式の儀式として11世紀あたりから定着して千年後の現在でも続いている習慣なのです。
指輪の始まりは古代エジプト時代からということで、当時はパワーアイテムとして身につけていたのですが、男女の結婚の証として交換するようになったのが古代ローマ時代のようです。
これが結婚式の儀式としても定着するようになったのが11世紀あたりというわけで、一説によれば、スペインの王とイギリスの王女の結婚式で使用した指輪が、現在のカマボコ形(甲丸)のリングの起源ともされているのです。
結婚指輪を薬指につけるのは、左手の薬指は愛情と信頼の印だからです。古代エジプトの言い伝えでは、左手薬指の血管が直接心臓とつながっているとされ、そこで結婚指輪も婚約指輪も左手薬指につけるようになったようです。
指輪はつける指の場所によって違ったパワーが宿ると信じられていて、左手は「信頼」、薬指は「愛情」なので、この組み合わせが習慣化したのだともされています。
結婚指輪は、最近のオーダーメードやプラチナ、ダイヤ入りなどへのこだわりもあって、金額も年々アップ傾向にあるようです。もちろん、一生に一度の結婚指輪ですから、妥協などせずに、納得のいくものを選びたいところです。