鍛造と鋳造について
鋳造(ちゅうぞう・キャスト)製法と鍛造(たんぞう)製法の違い | ジュエリーピア
結婚指輪に限ったことではありませんが、一般的な指輪の製法ということで知っておいてもらいたいのですが、指輪には主に「鍛造」と「鋳造」という2種類の製法で製作されています。
それぞれに長所や短所がありますし、同じようなデザインで作られた指輪でも製法が違うと、性質や価格も大きく異なる場合があります。
鍛造は職人が叩いたりすることで、基本的に手仕上げで成形していき、丈夫で指になじむ指輪となります。徹底的に叩いて鍛える事から、よって余分な空気やガスが抜け、より強固な金属になっていくのが特徴ですが、それだけに制作するには時間もと費用もかかるのが難点です。
一方の鋳造は、起伏のはげしいボリュームのあるデザインや造形の指輪に向いており、その特性上、量産しやすく、大手百貨店や大手ブランドの製品は、この鋳造による結婚指輪を販売しています。
既製品の「レディメード」で、デザイン優先の人なら鋳造もいいと思いますが、今後一生使うものなのですから、安心できる製法の方が無難かもしれません。
鋳造リングだと使用中に曲がってしまうこともあるようで、使い続けるものとしては、丈夫で品質の高い鍛造製法がどちらかというとお勧めかもしれません。
鍛造製法は、確かに高額にはなりますが、耐久性や着け心地を重要視しており、最高品質を求めるならこちらになるでしょう。